肩や肘の痛み・違和感は
ございませんか?
しつこい肩こり、動かすと痛む肘の症状でお悩みの方は少なくありません。原因は加齢、スポーツによる酷使などさまざまです。
放置していると痛みが悪化したり、慢性化したりするおそれがありますので、気になる場合にはお早目に当院にご相談ください。
このような症状は当院までご相談ください
- 肩こり、肩の痛み
- 肩を回せない、腕が上がらない
- 肘の痛み
- 肘を伸ばせない、曲げられない
- 腕や手、手指の痛み、しびれ
- 外傷後、肩や肘が痛む
【肩の痛み】主な肩疾患の
症状と治療法
肩関節周囲炎
(四十肩・五十肩)
40代、50代の肩の痛み、動かしづらさの原因として多いのが、肩関節周囲炎です。日常生活では、洗髪や衣類の着脱、背中に手を回す動作などに支障をきたすことが多く、生活の質に大きく影響します。
症状
- 肩・腕の痛み
- 肩が回らない、腕が上がらない
治療方法
痛み止めの内服、湿布の外用などを行います。ブロック注射やヒアルロン酸注射を行うこともあります。最も重要なのはリハビリです。リハビリで固くなった肩関節をほぐしていきます。治療には比較的時間(平均3〜5ヶ月程度)がかかります。根気よく治療を続けていただくことが重要です。
保存療法で十分な効果が得られない、肩の動きが極端に悪い場合には、手術を検討することもあります。
腱板断裂
日常生活における肩の酷使、加齢に伴う腱板の老化などを原因とします。中高年の男性によく見られます。また、スポーツ・交通事故などの外傷が原因になることもあります。
症状
- 運動時や安静時の肩の痛み
- 夜中に痛みで目が覚める
- 腕が上がりにくい
治療方法
痛み止めの内服、湿布の外用、ステロイド注射・ヒアルロン酸注射などにより痛みの軽減を図ります。可動域が悪い場合はリハビリで可動域訓練を行います。
保存療法で十分な効果が得られない場合には、手術を検討します。
石灰沈着性腱板炎
(石灰性腱炎)
肩の瞼板に石灰が沈着する病気です。30~60代での発症が目立ちます。はっきりした原因は分かっていません。
症状
- 突然の肩の激痛
- 腕が上がりにくい
治療方法
消炎鎮痛剤の内服・湿布の外用の薬物療法、ブロック注射、リハビリテーションなどを行います。
保存療法で十分な効果が得られなければ、手術を検討することもあります。
体外衝撃波の治療が有効なこともあります。
肩インピンジメント症候群
肩の関節で骨と骨の間が狭くなり、腕を動かすときに肩の腱や筋肉が擦れたり挟まれたりして、痛みや炎症を引き起こす状態を「肩インピンジメント症候群」といいます。
特に中高年に多く見られますが、スポーツや日常生活での肩の過度な使用も原因になります。腕を上げたり外転したりすると痛みが出ることが特徴です。
症状
- 肩の前側や外側の痛み
- 腕を上げる動作での痛み
- 肩の可動域の減少
治療方法
まずは、痛み止めの内服、湿布の外用で炎症や痛みを和らげます。症状に応じて、ステロイド注射・ヒアルロン酸注射を行うこともあります。
並行してリハビリテーションを行い、肩の筋力強化や可動域の改善を目指します。
保存療法で十分な効果が得られない場合や、腱板損傷などが併発している場合には、手術を検討することもあります。
反復性肩関節脱臼
繰り返し肩関節を脱臼してしまう状態を指します。ラグビーやアメフト、柔道などのコンタクトスポーツをする方によく見られます。悪化すると、寝返り程度の負荷でも脱臼をするようになります。
症状
- 肩の強い痛み
- 可動域の減少
- 肩の不安定性
治療方法
脱臼自体は、医師による整復で元に戻ります。その後、リハビリテーションや装具療法により肩の安定性を高め、再発予防に取り組むことが重要です。繰り返しの脱臼によって日常生活に支障をきたす場合には、手術もご提案いたします。
【肘の痛み】主な肘疾患の
症状と治療法
テニス肘
(上腕骨外側上顆炎)
手首を反る、手を伸ばすなどの動作によって、肘の外側に痛みが出ます。テニス、バドミントンなどのラケットを使ったスポーツをする人によく見られます。
症状
- 肘の外側の痛み
- 前腕の痛み
治療方法
まずは、消炎鎮痛薬の内服、湿布・塗り薬などにより炎症・痛みの軽減を図ります。痛みが落ち着いてからは、前腕や手首の筋力強化、ストレッチなどの運動療法・リハビリテーションを行います。
装具治療として、テニス肘バンドを装着すると症状が軽減することがあります。
保存療法で十分な効果が得られなければ、手術を検討します。
体外衝撃波の治療が有効なこともあります。
ゴルフ肘
(上腕骨内側上顆炎)
手首を曲げる、腕を内側にひねる等の動作により、肘の内側に痛みが出る病気です。特に、ゴルフの愛好家の方によく見られます。
症状
- 肘の内側の痛み
- 肘の腫れ、熱感
治療方法
痛み止めを用いた薬物療法、ブロック注射、ヒアルロン酸注射、装具療法などにより、痛みの軽減を図ります。その上で、リハビリテーションを行います。保存療法で十分な効果が得られない場合には、手術を検討します。
体外衝撃波の治療が有効なこともあります。
肘部管症候群
肘の内側にある尺骨神経が圧迫されることで、手や指にしびれや痛みが生じる病気です。小指側の感覚や筋力に影響するのが特徴で、日常生活や仕事での細かい動作に支障をきたすことがあります。
症状
- 小指、薬指のしびれ、痛み
- 細かい作業の困難
- 手のひらの筋肉の痩せ、握力低下
- 小指、薬指の変形
治療方法
神経の回復を促すビタミンB12の内服、装具療法などを行います。
これらの治療で十分な効果が得られない場合には、手術を検討します。
肩や肘の痛みやしびれは放置せず、当院までご相談ください
肩や肘の痛み・しびれの多くは、関節や神経、筋肉・腱などの異常が原因となっており、放置することで症状が悪化し、日常生活に支障をきたす恐れがあります。
たとえば、五十肩(肩関節周囲炎)では、早期のリハビリによって可動域の回復が期待できますが、進行すると肩が固まり動かなくなることもあります。また、腱板断裂や肘部管症候群なども、放置すると回復までに長期間を要することがあります。
当院では、肩や肘の痛み・しびれに対して、原因を正確に診断し、症状や状態に合った適切な治療をご提案しています。薬物療法や注射、リハビリなどの保存療法から、必要に応じて専門的な手術まで幅広く対応していますので、軽い痛みや違和感の段階でも、まずは当院までお気軽にご相談ください。





